AI社員に仕事を任せる仕組みができても、それだけで毎日の情報発信が回るわけではありません。誰が、何を、何時に投稿するのか。投稿する文章や画像は、いつまでに用意するのか。今回は、その運用を具体化した記録です。

前回の第6話では、ORION(オリオン)を中心に6部門の状態を見渡す「司令室」をつくりました。第7話では、iPhoneのリモート操作画面から、日々の投稿スケジュールと準備の進め方を確認していきます。

90秒ダイジェストにまとめたのは、スケジュール案の報告、運用上の課題、そして準備と開始の指示です。今回は「投稿の設計をどこまで詰めたか」を、実際の会話に沿って振り返ります。

6部門の投稿時間を、朝から夜まで割り振る

段落1

画面には、「6部門×毎日1投稿」のスケジュール案が表示されました。ブログ、SNS、営業・顧客支援、YouTube、投資、経理に、それぞれ投稿の時間帯を設ける案です。

07:00 ブログ

10:00 SNS(自身の活動実況)

12:30 営業・顧客支援

15:00 YouTube

19:00 投資

23:00 経理

これで、1日のどこに各部門の発信を置くかが見えるようになりました。ただし、この表は投稿スケジュールの案です。予約投稿画面に登録されたことや、予定どおり公開されたことまでを示すものではありません。

時間帯が並ぶと、次に確認すべきことも具体的になります。その枠で毎日何を発信するのか。準備に必要な材料があるのか。運用の難しさは、時間を決めた先にありました。

毎日1投稿でも、毎日新しい材料があるとは限らない

段落2

スケジュールの横には、「当日の材料有無」も示されていました。ブログと投資は「高」、SNSは「中〜高」。一方、営業・顧客支援は問い合わせ件数に依存し、YouTubeは企画が停滞中、経理は月次サイクルのため材料が少ない、という報告です。

これは収録時点の会話に出てきた評価です。各部門の実績や制作状況を、この動画だけで独立に検証したわけではありません。

それでも、投稿計画を考えるうえで大事な点が見えてきました。毎日同じ数の枠を用意しても、部門によって仕事の周期が違います。問い合わせがない日の営業や、月次で整理する経理に、毎日新しい実績を求めると無理が出ます。

会話では、6部門の毎日投稿を維持するか、材料がある日に絞るかも確認事項に挙がっていました。投稿数だけを先に決めるのではなく、何を根拠に発信できるかまで考える必要がありました。

投稿を任せる前に、公開する情報の範囲を決める

段落3

材料があっても、そのまま公開してよいとは限りません。会話では、経理の具体的な金額や損益、営業のメール件数、SNSの指標などを発信してよいか、確認を求める場面がありました。

営業の件数については、顧客情報を含まない集計だけ、という条件も書かれています。仕事で参照する情報と、外に発信してよい情報は、ここで分けて考える必要があります。

この収録の中では、挙げられた公開項目すべてについて、個別の許可が確定したとは読み取れません。公開範囲を人が判断する工程は、残った確認事項として記録しておきます。

記事に載せる画面も、必要な会話だけを切り出しました。アカウント情報やファイルパス、端末上部の情報を含む画面全体は使っていません。

投稿の準備は、前日20時までに済ませる

段落4

そこで、投稿の作成を事前に済ませ、予約投稿にするよう指示しました。画像と文章は前日20時までに用意する、という準備の基準です。

公開する時間と、つくる時間を分けると、朝7時の投稿をその場で準備する必要がなくなります。必要な文章と画像がそろっているか、公開してよい情報かを、投稿時刻より前に確認する流れを目指します。

収録の最後には、「では、今日の20:00から本格稼働しよう」と伝えています。前日20時までに準備する運用ルールと、今回の開始を指示した時刻は、別の話です。

ここで確認できるのは、準備期限と開始の指示まで。前日20時に自動で作成処理が動く設定や、予約登録の完了を示す画面は、このダイジェストにはありません。

売上を生む担当と、結果を集計する担当を整理する

段落5

投稿の話を進める中で、経理の役割も確認しました。会話では、集客から問い合わせ、商談、受注につなぐ仕事は、SNS・ブログ・YouTube・営業の担当範囲と説明されています。

経理は、その結果としての売上や利益を集計し、確認する立場です。経理に売上の報告を求めることと、経理に集客を任せることは、役割が異なります。

この整理は、何を投稿材料にするかにも関わります。営業なら問い合わせや商談の状況、経理なら集計した結果。それぞれの担当が持つ情報と、発信する内容を合わせて考えることで、毎日の報告の意味がはっきりしてきます。

ただし、今回は実際の売上が増えたという報告ではありません。担当の役割を確認した場面として取り上げています。

次は、予約と公開の結果を確かめる

今回進んだのは、6部門の投稿時間を並べ、材料不足や公開範囲の課題を洗い出し、前日20時までに準備する方針を伝えたところです。

スケジュール案の報告があることと、予約が登録されていること、実際に投稿が公開されることは、それぞれ確認する必要があります。この映像には、予約登録や公開成功を証明する画面は含まれていません。

次に見たいのは、予約した投稿が一覧にあるか、公開後のURLを確認できるか、材料が少ない部門も無理なく続けられるかです。開始を指示した後の結果を見て、必要なら投稿頻度や準備の流れを調整していきます。

AI社員に「毎日投稿して」と頼むだけでなく、時間、材料、公開範囲、準備期限まで決める。第7話は、AI Business OSを毎日の運用につなぐために、その条件を整理した回になりました。

素材:第7話の90秒ダイジェスト全面改訂版と、その元になったiPhoneの画面収録。本文中の時間帯・評価・役割は収録時点の会話に基づきます。画像は実画面の抜粋と説明図です。予約登録・公開成功・継続稼働は未確認です。