Claude Codeを使って、AI部長と5人のAI社員が役割を分担する「AI-BUSINESS-OS」をつくりました。今回進めたのは、共通ルールの作成、専門エージェントの設定、そしてAI部長からブログ担当へ仕事を渡す連携テストまでです。

次回は、この土台に具体的な作業手順となる「スキル」を加える予定です。この記事では約36分の画面収録をもとに、何をつくり、どこまで確認できたのかを紹介します。AIを仕事や副業に取り入れたい方に向けた、最初の構築記録です。

続く第2話では、AI社員の「報告」と「委任」を支える2つのスキルを作成し、実動テストで起きたエラーと再検証の過程を紹介します。

CLAUDE.mdに共通ルールをまとめる

Claude CodeでAI部長とAI社員を構築する画面

AI-BUSINESS-OSは、人間の社長が判断し、AI部長が仕事を整理して、専門分野を持つAI社員へ依頼するための仕組みです。「OS」はパソコンの基本ソフトではなく、事業を運営するためのルールと役割のまとまりを指しています。

今回の構成は、人間1人とAIエージェント6つ。業務の流れは「確認→判断→指示→実行→記録→報告→改善」と定義しました。依頼した結果を、その後の確認や改善につなげられる形を目指しています。

VS CodeでClaude Codeを使える状態にした後、最上位ルールとなるCLAUDE.mdを作成しました。ここには目的、社長・AI部長・AI社員の関係、権限の区分、朝・夜・週次・月次の運用方針などをまとめています。

AIだけで進められる作業、社長の承認が必要な作業、AIに許可しない操作も分けました。今回の設計では、投稿や公開、メール送信などを承認が必要な範囲として記述しています。

さらに、「設定済み」と「テスト済み」を区別しました。ファイルができた段階と、実際に呼び出して動きを確認した段階を分けて管理します。

5人のAI社員に専門分野を割り当てる

段落2

共通ルールの次に、.claude/agents/の中へ専門分野ごとのエージェントファイルを作成しました。

  • SNS担当(sns):市場・トレンド調査、投稿企画、反応の確認
  • ブログ担当(blog):キーワード調査、記事企画・作成、SEOや収益導線の改善
  • YouTube担当(youtube):企画、構成、台本、公開準備
  • 営業・顧客支援担当(sales-support):メール対応、見込み客管理など
  • 経理担当(accounting):請求、入金、経費、帳簿に関する業務

各エージェントには担当業務と、共通ルールを優先することを記載しました。専門分野が違っても、同じ運用方針で動くための構成です。

画面ではSNS担当とブログ担当のファイルが作られ、それぞれに担当業務とCLAUDE.mdに従う旨が記述されています。これは担当領域を設定した記録であり、すべての業務を実行・検証したという意味ではありません。

AI部長に委任と報告の役割を持たせる

段落3

5人のAI社員をまとめる役として、managerというAI部長を作成しました。

AI部長に設定した流れは、状況確認、優先順位の決定、担当者への委任、成果物の確認、社長への報告です。専門作業は対応するAI社員へ任せ、戻ってきた結果を確認してから報告するようにしました。

依頼を渡す際は、目的や背景、優先度、期待する成果物、完了条件、承認の要否を明示する設計です。誰に頼むかに加えて、何が返ってきたら完了と判断するかもそろえました。

画面上のmanager.mdの作成結果では、社長と5人の専門AI社員の間に立つ役割が説明されています。まずは仕事を振り分けて報告する仕組みをつくり、その後で実際の動きを確認する順番で進めました。

6つのエージェントが認識されているか確認する

段落4

設定ファイルを作成した後、Claude Code側でエージェントが認識されているかを確認しました。画面上では、manager、sns、blog、youtube、sales-support、accountingの6つすべてが「認識済み」と表示されました。

この確認ではエージェントを実行せず、ファイルの存在と認識状況を確かめています。認識されていることと、依頼した業務を適切に処理できることは、別の確認として扱いました。

ここまでで共通ルールと役割の設定がそろいました。次は具体的な依頼を使い、AI部長から担当者への委任と報告がつながるかを試します。

ブログ担当との連携テストから、次回のスキル作成へ

段落5

連携テストでは、「ブログ収益改善のために、最初に確認すべき数値と理由を整理する」という仕事を扱いました。AI部長がブログ担当へ依頼し、成果物を受け取り、確認したうえで社長向けにまとめる流れです。

報告には、記事別収益、収益源の内訳、検索流入、PV、CTR、コンバージョンなど、確認対象の指標が整理されていました。確認する順番や、次の作業に進むための判断事項もまとめられています。

収録画面では、AI部長の起動、ブログ担当への委任、成果物の返却、AI部長による確認、社長への統合報告までが成功と報告されました。このテストでの外部操作とファイル変更は「なし」でした。

ただし、分析サービスやブログ管理画面には接続していません。実際の数値を取得したり収益が改善したりした段階ではなく、調べる項目と進め方を整理するテストです。今回確認できた具体的な連携は、AI部長とブログ担当の組み合わせです。

よくある疑問

Q. 5人のAI社員すべての動作を確認できましたか?

6つのエージェントの認識は確認しました。この記事で紹介した具体的な委任・報告テストは、AI部長とブログ担当の組み合わせです。

Q. この時点でブログ運営を自動化できていますか?

今回の到達点はルール・役割設定と連携テストまでです。外部サービスへの接続、記事の公開、実データを使った収益改善は、このテストでは行っていません。

Q. スキルはもう作成しましたか?

まだです。次回、具体的な作業の進め方をまとめたスキルを作成する予定です。

今回の到達点と次回予告

CLAUDE.md、5人のAI社員、AI部長を設定し、6つの認識確認と、AI部長からブログ担当への委任・報告まで進められました。

次回は、今回決めた役割に繰り返し使える手順を加え、実際の仕事を依頼しやすい形へ整えていきます。まずはAI-BUSINESS-OSの土台づくりまで。続きも順を追って記録していきます。

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