結論:Projectには「指示」と「知識ベース」という2つの要素があり、この2つを正しく設定することで、毎回同じ説明を繰り返す必要がなくなります。以前の記事でProjectsの基本的な考え方を紹介しましたが、今回はより実践的に、設定方法から活用のコツまでを詳しく解説します。

Projectの基本構造

段落1

Projectを開くと、大きく分けて3つのエリアがあります。「Project指示」という、そのProject内すべての会話に適用されるルールを書く欄、「Projectの知識」という、関連資料をアップロードしておく欄、そしてその中で行う個別のチャット欄です。この3つの組み合わせによって、案件ごとに専用の作業環境を作れます。

Projectを作成する手順

段落2
  1. 画面左側の「Projects」から、新規Project作成を選ぶ
  2. 分かりやすい名前と説明をつける(Claude自身はこの名前を見て判断材料にはしないため、後から自分が分かりやすい名前にする)
  3. 「Project指示」に、この案件で共通するルールやトーンを記入する
  4. 「Projectの知識」に、関連資料をアップロードする
  5. Project内で新しいチャットを開始し、作業を進める

Project指示に書くべき内容

段落3

Project指示には、その案件に関わるすべての会話で共通して適用したいルールを書きます。役割設定(「あなたは〇〇の専門家です」)、トーン(丁寧に、簡潔になど)、出力形式(箇条書きで、結論から先になど)といった内容が向いています。個別の会話ごとに変わる内容ではなく、その案件全体を通して変わらないルールを書くのがポイントです。

知識ベースに何をアップロードすべきか

段落4

知識ベースには、その案件に関連する資料(過去の議事録、マニュアル、過去のやり取りのまとめなど)をアップロードします。ここにアップロードした内容は、そのProject内のすべての会話から参照されます。有料プランでは、知識ベースの容量が大きくなった場合でも、自動的に検索の仕組み(RAG)が働き、大量の資料の中から必要な部分を探し出して活用してくれます。

知っておきたい重要な仕様

段落5

Project内の個々のチャットは、それぞれ独立した会話として扱われます。つまり、あるチャットで話した内容が、同じProject内の別のチャットに自動的に引き継がれるわけではありません。共有されるのは、あくまで「Project指示」と「知識ベース」だけです。継続的に参照してほしい情報は、会話の中に留めず、必ず知識ベースにアップロードしておく必要があります。

実践的な活用のコツ

段落6
  • Projectは案件・テーマ単位で分ける(「経営企画」のような大きすぎる括りにせず、具体的な案件名にする)
  • Project指示は、運用しながら少しずつ改善する(同じ指摘を繰り返すようなら、指示に反映する)
  • 古くなった資料は知識ベースから整理し、最新の情報だけを残す
  • チームで使う場合は、共有範囲(閲覧のみ・編集可)を適切に設定する

経営者としての活用イメージ

段落7

複数の案件を並行して進める中で、それぞれの背景を毎回説明し直す手間がなくなったことが、Projectsを使う一番の利点だと感じています。案件ごとにProjectを分けておくことで、担当者が変わった場合の引き継ぎもスムーズになります。

まとめ

Project指示と知識ベースという2つの要素を正しく使い分けることが、Projectsを使いこなす鍵です。案件ごとに専用の作業環境を用意しておくことで、継続的な相談ごとが驚くほど効率的になります。