「編集部」という発想は固まった。あとは、そのAI編集部をどこに設置するか、という問題だった。

今回の目標:AIたちが共通で使える「机」を用意する

段落1

複数のAIに役割を分担させるといっても、それぞれが別々の場所で作業していては意味がない。誰かが書いた原稿を、別の誰かが受け取って公開する。そのためには、全員が同じ場所を見に行ける「共通の机」が必要だった。今回の目標は、この共通の作業場所をどこに置くかを決めることだった。

なぜこの選択が重要だったか

段落2

この拠点選びは、後の設計すべてに影響する重要な決断だった。ここで選んだ場所の使い勝手が悪ければ、AI同士のやり取りそのものが成立しなくなる。逆に言えば、ここさえ決まれば、あとは役割分担を組み立てていくだけだ。だからこそ、この最初の一歩には慎重になった。

実際に候補に挙がったもの

段落3

真っ先に頭に浮かんだのは、普段からファイル管理に使っているクラウドストレージだった。候補として挙がったのは、Dropbox、iCloud、OneDrive、そしてGoogle Drive。どれも聞き慣れたサービスで、機能的には大きな差はないように見えた。

ただ、条件がひとつだけあった。できる限り無料の範囲で完結させたいということだ。新しい取り組みが実際にうまくいくかどうかも分からない段階で、月額費用のかかる仕組みに大きく投資するのは気が引けた。まずは無料でどこまでできるかを試し、価値が見えてから必要な投資をすればいい。そう考えていた。

試したこと:比較して、消去法で絞り込む

段落4

それぞれのサービスについて、無料で使える容量や、外部のAIツールと連携できるかどうかを調べていった。DropboxやiCloud、OneDriveも悪くはなかったが、AIとの連携のしやすさや、普段の使い勝手を考えると、Google Driveが一歩抜けているように感じられた。すでに使い慣れていたことも、決め手のひとつだった。新しい仕組みを作るときに、土台の部分まで不慣れなものにしてしまうと、余計な負担が増えてしまう。使い慣れた場所の上に、新しい仕組みを積み上げていく方が、無理なく前に進められると考えた。

フォルダ構成という、次の壁

段落5

拠点が決まれば、次はその中身をどう整理するかという問題が出てきた。記事を置く場所、画像を置く場所、それぞれを分けて管理する必要がある。ここで意識したのは「内容や文章がズレないようにしてほしい」という一点だった。同じフォルダの中に記事と画像が混在していたり、命名がバラバラだったりすると、後から見返したときに何がどれだか分からなくなってしまう。

この設計自体は、自分であれこれ考えるのではなく、その方針だけを伝えた上でChatGPTに任せることにした。ゼロから自分で組み立てるよりも、意図を伝えて設計してもらう方が早いし、思いつかない整理の仕方を提案してくれることもある。実際に出来上がった構成を見て、なるほどこういう分け方もあるのかと感じた部分もあった。

今回学んだこと

段落6

この段階で学んだのは、「土台は使い慣れたものを選ぶ」ということの大切さだった。真新しいツールに飛びつくのではなく、すでに手に馴染んでいる場所を拠点にすることで、その後の作業に集中できる。また、フォルダ構成のような細かい設計は、自分で抱え込まずにAIに任せてしまってよいという気づきも得られた。方針さえ明確に伝えれば、具体的な形にする作業は任せられる。この考え方は、後の開発全体を通じて何度も助けられることになる。

次回への課題

拠点となる場所と、その中身の整理方法は決まった。次はいよいよ、この共有フォルダに実際に記事を置いてもらう番だ。Claudeに記事を書かせるという、次のステップに進むことになる。