AI社員の承認待ちを動かす|広告リンクのズレを直した|AI-BUSINESS-OS実践記録【第9話】
AIに収益化を任せたら、レポートと下書きは増えました。それでも公開や反映の段階で止まり、売上につながる動きが進んでいませんでした。
2026年10月11日、AI-BUSINESS-OSの統括役ORIONに出したのは「30日以内に実売上10万円」という目標です。もちろん、これは達成した売上ではなく、これから目指す目標です。
最初の約27分の画面収録では、調査と委任、統合報告までが進みました。ところが、その後に残ったのは複数の承認待ち。今回の第9話では、そこから既存ブログ2記事の改善に対象を絞り、内部リンクを追加し、さらに広告リンクの不一致を修正するまでを追います。
最後に確認できたのは、売上の発生ではありません。AIが用意した改善案を、人が確認して本番へ反映し、その結果を確かめるところまで進めた記録です。
収益化を任せたら、8件の判断待ちが残った

第8話では、AdSense再申請に向けてブログの記事整理を進めました。今回は、ブログ、SNS、営業・顧客支援、経理、YouTubeなどを対象に、収益化の現状と優先作業を整理するところから始まります。
ORIONには、現状調査、問題の一覧、7日間の計画、商品と価格案、30日間の目標、本日実行できる作業を求めました。公開・送信・契約・支払いは人間の承認が必要とし、未確認の接続や数字は、確認済みと扱わないようにしています。
15時台の引き継ぎ報告には、ココナラ管理画面の確認、noteの有無、新商品の価格、ブログ改善の反映、AdSense再審査の状況、別サイトの接続権限、X投稿、売上の名義など、8件の判断待ちが並びました。
一度に全部を決めようとすると、また止まってしまいます。そこで「回答なしで進められる範囲から続行」と指示しました。大きな収益化計画を、今ある情報と権限で進められる作業に分けるためです。
まず既存のConoHa記事2本に絞る
ORIONが仕上げたのは、tokyocoban.comにあるConoHa関連の既存2記事の改善案でした。
一つはConoHa VPSを契約してMinecraftを遊ぶための記事。もう一つは、座標表示やOP権限の設定を扱う記事です。新しい商品やアカウントを準備するより、すでにある記事と接続済みのWordPressを使う方が、具体的な作業に進めます。
15時29分の報告では、既存の下書きを統合し、挿入文と位置を確定したと説明されています。ただし、この時点では本番反映前です。「実行できる準備ができた」と「公開記事を変更した」は分けて受け取りました。
承認する前に、対象2記事それぞれの挿入文面、挿入位置、リンク先URLを画面に示すよう依頼しました。料金や性能を記載するなら根拠も確認する。本番反映は、その内容を見てから判断します。
実際の本文を確認したら、広告の行き先が違っていた

ここで、作業の意味が変わる発見がありました。
16時11分の報告でORIONは、当初の社内下書きが記事本文を直接確認せずに作られていたと説明しました。実際のページを取得して挿入位置を見直す中で、座標表示の記事の広告がパルワールド向けページへ誘導していることに気づいたのです。
本文で扱っているのはMinecraftです。読者がMinecraftの設定方法を読んで申し込みリンクを押したら、別のゲーム向けの案内へ進んでしまう。リンクが開くことだけを確認しても、この不一致は見逃します。
今回の内部リンク追加案が生んだ問題ではなく、既存記事にあった不一致として報告されました。それでも、改善するなら見過ごせない箇所です。私は、内部リンクの追加と広告の差し替えを、それぞれ確認して進めることにしました。
内部リンク2件を承認し、本番へ反映する

最初に承認したのは、既存記事同士をつなぐ内部リンク2件です。
契約手順の記事には、設定後に座標が表示されない、コマンドが使えない場合の案内として、座標表示・OP権限の記事へ進む文を追加します。
座標表示の記事には、まだVPSの契約を済ませていない読者向けに、契約手順の記事へ戻る文を追加します。どちらも、読者が次に必要とする情報へ移動できるようにする変更です。
私は、変更前の本文を保存し、反映後に表示、リンク先、重複を確認するよう指示しました。画面には、本番を変更する前の試行で対象がそれぞれ1か所に一致したこと、その後に両記事へ反映したことが表示されています。
16時17分の報告では、内部リンク2件の反映と確認が完了しています。バックアップと実行ログの保存先も記録されました。承認待ちの一覧にあった作業が、一つ具体的に完了へ変わりました。
広告は一度止め、管理画面の正式なコードを確認する

広告の差し替えは、内部リンクとは別に進めました。
ORIONは、保存済みのもしもアフィリエイトの記録から利用可能な案件を調べ、もう一方の記事で使っているConoHa VPSのリンクへそろえる案を示しました。一方で、もしもの会員向け素材利用条件は、検索だけでは確認できなかったと報告しています。
そこで私は、条件が確認できない間は変更せず、画像を独自に改変しないよう指示しました。16時20分の段階では差し替えは未実行。その後、管理画面で探す案件名と、取得するテキスト広告の種類、渡すHTMLコードの形を案内してもらいました。
この場面で必要だったのは、さらに案を増やすことより、私が管理画面で何を確認し、何を渡せば作業が再開するかを具体化することでした。画面に残った確認待ちも、「広告コード取得待ち」という作業に整理されています。
残ったバナーも直し、広告3か所を統一する

後半の追加資料では、管理画面から取得したConoHa VPSのテキスト広告コードを渡した後の作業まで確認できます。
最後の17時49分の画面では、「残っているパルワールド向け画像バナー2か所」を、そのコードに差し替えるよう指示しています。最初の差し替えだけで終わらず、記事全体に古い広告が残っていないか確認する工程です。
ORIONの最終報告では、座標表示の記事にあるConoHa VPS広告は3か所となり、すべて同じテキスト広告へ統一されました。表示文言は「ConoHa VPSの公式サイトでプランを見る」。上部のPR見出し直下、準備するものの節、まとめの直後に配置されています。
旧パルワールド向け広告の識別子と関連文字列は、最新本文では0件。テキスト広告への参照6件という表示は、リンクと計測画像が3組あることを示しており、広告が6か所あるという意味ではありません。
途中、通常のページ取得では古いキャッシュが表示されたとも報告されています。そのため最後は、認証済みのWordPress REST APIから最新本文を取得して確認したとの説明でした。画像の加工は行わず、渡したテキスト広告コードを使用したこと、変更前の本文と実行ログを保存したことも記録されています。
今回進んだのは、売上の前にある具体的な改善
今回、添付された記録で確認できた完了事項は、既存2記事への内部リンク追加と、座標表示の記事にある広告3か所の統一です。これらは画面内の実行・確認報告に基づくもので、この記事の制作時にWordPressの認証付きデータを改めて監査したわけではありません。
30日で売上10万円という目標を達成した報告ではなく、修正後にクリックや売上が増えたかも、まだ確認できません。内部リンクや広告の整合性を直した結果は、今後のデータで確かめる必要があります。
それでも、今回の作業は、計画と下書きを増やすだけの段階から一歩進みました。対象を2記事に絞り、実際の本文を読み、承認する内容を具体化し、反映後の残りまで確認できたからです。
AIに大きな目標を渡すことと、その日の仕事を完了させることには、間にいくつもの判断があります。第9話で見えたのは、その判断を一つずつ具体的な変更につなげる、人間とORIONの仕事の進め方でした。
記録の範囲:2026年10月11日14時46分開始の画面収録と、同日15時24分〜17時49分の追加スクリーンショット10枚。件数・状態・実行結果は素材内の表示と報告に基づきます。売上目標の達成、修正後の収益増加、素材利用規約全体の適合判定を示す記事ではありません。
