AI Publisherは、完成した設計図どおりに作ったプラグインではありません。

実際に使う。問題が出る。原因を調べる。修正する。そして、もう一度使う。

この繰り返しで現在の形になりました。第17話では、記事を130本以上扱えるようになった結果、130本を探し、絞り込み、処理するための管理画面が必要になりました。

前回までにできていたこと

段落1

Google Driveに保存した記事を取得し、WordPressへ投稿する基本の流れは少しずつ形になっていました。

最初は「記事を投稿できた」という結果だけでも大きな前進でした。しかし、実際の運用では、成功したときより失敗したときに仕組みの不足が見えます。

AI Publisherの開発では、動いた画面を完成とせず、次の記事、複数記事、大量記事でも同じように使えるかを試しました。

実際に起きた問題

段落2

記事投稿欄に130件以上が縦に並び、下書き公開管理などの機能までスクロールするのが大変になりました。一括取り込みでは133記事を走査して取り込み済みか判定していました。

この時点で、最初から現在の完成形を想像できていたわけではありません。目の前の問題を解決するため、まず正常に動いている範囲と、止まっている工程を分けました。

原因を調べるために行ったこと

段落3
  • 直前に実行した操作を確認する
  • 対象の記事番号と処理件数を確認する
  • 管理画面の表示とログを照合する
  • Google DriveとWordPressを別々に確認する
  • 1記事または手動操作で同じ機能を試す
  • 修正後に同じ条件で再実行する

エラーの表示だけで原因を決めず、成功した事実を手がかりにしました。ある処理が正常なら、その手前までの接続やデータ取得は成立している可能性が高いからです。

今回追加・変更した機能

段落4

v2.5.2では未取り込み件数、1ページ20件程度のページネーション、記事番号・タイトル検索、状態絞り込み、新着順、機能別タブを設計しました。

修正後は、画面上の成功表示だけでなく、WordPressの投稿本文、画像、アイキャッチ、メタ情報など実際のデータを開いて確認しました。

一つの問題を直すと、新しい記事数や使い方に耐えられるようになります。そして運用範囲が広がることで、以前は存在しなかった次の問題が見えるようになります。

開発で分かったこと

段落5

機能が動くことと、毎日使いやすいことは別です。データ量が増えると、それまで見えなかった操作上の問題が現れます。

AIとの開発では、要望を一度伝えれば完成するわけではありません。人間が実際の画面と結果を確認し、「どこまで正常か」「何が期待と違うか」を具体的に返す必要があります。

ChatGPTはコードや修正案を考えられますが、実際のWordPressで何が起きたかを確認し、完成条件を決めるのは人間の役割です。

今回の改善が次へつながった理由

段落6

今回の改善は、一つのエラーを消しただけではありません。

  • 大量処理を前提にする
  • 途中で止まっても再開できる
  • 原因をログで確認できる
  • 自動処理に失敗しても手動で復旧できる
  • 管理画面で次の操作へ移動しやすくする

こうした考え方が、次のバージョンや機能へ引き継がれました。

まとめ|AI Publisherは運用によって育っている

段落7

記事を130本以上扱えるようになった結果、130本を探し、絞り込み、処理するための管理画面が必要になりました。

完成品を最初から設計できたわけではありません。実際に使い、問題を見つけ、原因を調べ、修正し、また実際に使う。その結果、記事数が増え、それまで見えなかった問題が現れ、さらに改善しています。

AI Publisherのv2.0.0からv2.5.2までの全体像は、関連記事「AI Publisher開発の歴史|v2.0.0からv2.5.2まで、失敗と改善を繰り返した記録」で紹介しています。

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AI Publisher開発の歴史|v2.0.0からv2.5.2まで、失敗と改善を繰り返した記録AI Publisherは、最初から完成形を設計できたわけではありません。WordPress投稿、Google Drive連携、画像反映、一括処理、サイト間移設を実際に使いながら改善してきました。確認できた資料と実体験をもとに、v2.0.0からv2.5.2までの開発の流れを紹介します。...